成功する人・失敗する人の違い

成功する人は、最初から専門家に依頼をする人
失敗する人は、うまくいかなかったら専門家に頼ろうとする人

インターネットや本から、相続に関する知識を手に入れることができる時代になったため、最近は自力で情報収集をして対応する人が増えてきました。
しかし一方で、取り返しがつかない状態になってから、泣きつくように問い合わせをしてくる方が増えているのも事実です。

ご存知の通り相続手続きには10ヶ月という期限があります。
ぎりぎりまで自力で頑張って間に合わないからといって依頼をしても、期限に間に合わず期限後となってしまい、払わなくても良い税金を払わされたり、間に合ったとしても、専門家も色々策を講じることもできず処理をするだけになってしまいます。

また、相続の書類を作ってしまってからでは取り返しがつかないことも多々あります。

成功する人は、相続にどれだけ詳しいかを確認してから依頼をする
失敗する人は、経験値よりも安さで依頼をする

相続の業務は、弁護士や税理士であっても扱うケースは少なく、また問題が多岐にわたるため業務自体を定型化して処理することが困難です。

そのため、経験の少ない税理士等に仕事を依頼すると、偏った知識と判断により対応を間違えてしまい、もらえる額が減ったり、親族間のトラブルに発展することも少なくありません。

経験の浅い税理士等が対応する場合、確かに費用が安く済むこともありますが、大切なのは相続をトラブルに発展させず、最適な節税対策でもって期限内に解決することです。

目先の安さではなく、自分自身の今後の人生を考えた上でぜひ慎重に専門家選びをして欲しいと思います。

成功する人は、相続に関わる、各専門分野の専門家を上手く使いこなす。
失敗する人は、一人の専門家に依頼して終わる。

相続に関する手続きには、民法、税法、登記法、その他多岐にわたる法律に基づく判断を必要とします。そのため、相続はこの専門家に依頼すれば全て解決できるということはありません。

ある専門家が良いと考える相続対策が、別の専門家からみるとデメリットが多いように見えることもあります。
これは、一つの側面としてはメリットが大きいけど、別の視点で見るとその解釈は違うということ。

そのため、様々な専門家の意見を合わせて全体を見て判断しなければ、後から取り返しのつかないミスをしてしまい、もらえるはずの相続財産がもらえなくなることもあります。

税の部分は税理士、民法は弁護士、登記は司法書士など、その分野の中で相続に強い専門家に仕事を依頼するのが一番、失敗なく相続を進めることができます。

成功する人は、次の世代への相続まで考えた相続を考える。
失敗する人は、自分の相続のみを考えてしまう。

相続というとどうしても、目先の相続対策ばかりに目が行きがちですが、大切なのはその先まで見越した選択ができているかどうかです。

配偶者が死去して相続する場合、自分自身と子供の相続だけを考えるのではなく、将来自分が亡くなって子供たちが相続する場面までも想定して、その際に相続税が高くなってしまわないように、今からできる相続対策があります。

それを考えずに、今回の相続に関わる節税ばかりを考えてしまうと、その先で大きな損失を出すこともあるため注意が必要です。

成功する人は、トラブルが起きないよう事前対策をする
失敗する人は、トラブルが起きてから対策を考える

家族間でトラブルが起きる可能性が少しでもあるならば、必ず事前対策をしてください。

相続というのは金銭が絡むからこそ、家族間で感情的なトラブルに発展しがちです。

揉めてしまった相続は、たとえ裁判で決着がついても親族の関係は元には戻りません。だからこそ、正しい専門家に依頼してトラブルを予測し、未然防止の対策を講じてください。

トラブルになってしまうと、失うものが多いですが、得られるものが少ないのが実態です。
ぜひ、リスクがあるかどうかといった視点で、専門家に相談することをお勧めします。

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